『公務員は他趣味』

新社会人が全力でいろんなことを書く。

2013.11.24 横浜 Bay Hall

11月の終わり。来月になればクリスマスで賑わう横浜の夜。

今日そこで鳴ったのはジングルベルではなく、tacicaでした。

f:id:aki-animo:20131124170848j:plain

 

tacica "HOMELAND 18 blues"

HOMELAND 11 bluesという憂鬱をつめたアルバムをリリースし、HALOという宇宙兄弟のOPを世に放ったtacicaがツアー最終日に横浜に初めてやってきた。

 

「実は横浜でライブをするのはこれが初めてです」

 

ライブの途中でこう語った猪狩さん。

初めての土地をHOMELANDにしてしまったと思う。

 

横浜 Bay Hall は横に広い。柱が2本建っていて、縦には短い印象だ。

スタッフさんがしきりに「一歩ずつ前につめてくださーい!」と言っていた。どこに詰めるところがあるんだというぐらい最初から密度が高かった笑

柵の前、中央にポジションを取り開始を待つ。

 

電気が消え、歓声。

いつものSEが流れ会場は一気に高まる。

目の前の人たちがどんどんと前に進んでいく。

できるかぎり近くで。

tacicaの音を聴くために。

 

小西さんのベースが音を出す。

小刻みに鳴るベースの音が僕らの体を動かした。

インストアライブ、LOST IN TIMEとのツーマン、共に同じ1曲目。

 

"vase"

 

サビの歌詞が好きで生の声でそれが聴けたのは良かったけど、それよりも響いたのが

"壮大な回転木馬から自由を撒き散らして 唯の一回転を自分と呼んだ"だった。

余計なものを排除して残ったものを自分と呼んであげたい。

 

"Co.star"

猪狩さんの弾くフレーズがなんとも心地よくて疾走感がある。

つい最近HALOのシングルにメトロックのときのライブ音源が入っていた。同じ曲なのに全然違って聴こえた。野外と屋内の違いかもしれないけど厚みがすさまじかった。

 

"アリゲーター"と"newsong"が続く。

このときにはもう会場のボルテージはすごくて飛び跳ねて動いて熱量が尋常じゃなかった。

 

"命の更新"

なんと言ってもドラムのとしくん復帰して最初のシングルがこれだった。

この曲を聴くと目頭が熱くなって右手をあげることも忘れてただ茫然と立ち尽くしてたと思う。

 

ここから僕の中では予想外の曲たちがやってきた。

"某鬣犬"

jacarandaからはアトリエとペンギンぐらいだと思っていたのでうれしくなった。

間奏前の猪狩さんの咆哮(あえてこう言わせてください)は震えたね。

 

"Mr."

アルバム曲の中で最も聴きたかった曲。

言葉の選択。メロディー。リズム。どれをとっても僕の中では他にこんなことをしているバンドが見当たらないぐらいだったから。

 

"ジャッカロープ"

理由を知らない相槌の代わりにだれかが痛んでて。

すごく良くわかる。ジャッカロープはjacarandaの中でも1,2番ぐらいに好きな曲でやっぱりリズムというか素直にサビにいかない奥ゆかしさが良いです笑。リズム隊の音が心地よいんですよ、これ。実は僕はtacicaの曲はこういう激しくない曲の方が好きです。

 

ここからHOMELANDの曲を4曲。

このアルバムを聴いた時「モチーフはどうするんだろう」って思ってた。

見事にモチーフつけてきて、とてもほっとした笑。

そんなことはどうでも良くて、"大陸"の歌詞が好きで、このときの猪狩さんの声がたまらなくて、会場に響き渡る音と声にほとんどの人が聴くことだけに集中してた瞬間。体を揺らすことなく、自分の持ってる感覚と体力を聴覚のみに持っていく行為。

ちなみにこの4曲を聴いてtacicaって演奏うまいんだって思った笑

あまりテクニック見せる系のバンドじゃないけど安定感がすごい。6,7年前よりは確実に。

 

"黄色いカラス" "コオロギ"と続く。

コオロギはずっとセットリストに残り続けてる曲。

黄色いカラスはライブでこそ真価を発揮する曲。

サビに入る瞬間のあの声。かっこよすぎてどうにかなりそうですよ。どっから出してんだよあの声。これでメジャーデビューしたときは大丈夫かと思ってしまったんですけどね。

カラスが終わって拍手の間にコオロギに入る。そのまま会場は手拍子。この流れ良いなぁ。定番にしてほしい。

みんなが両手を上げて手を二回叩く。

いつかtacicaオフ会なんかしてカラオケでみんなで手を叩きたいですね。

 

そのまま続けて"アトリエ"

この3曲で会場の動きが一段と増して次はなんの曲をやるんだって気持ちをみんな隠し切れてなかった。

 

「好きなことをしているんだから楽しいって思われるかもしれないけど、そうじゃない瞬間もあって…」

猪狩さんの思いがつまったこの曲で本編は幕を閉じた。

 

"DAN"

残り全部の命を使って

残り全部の命を使え

tacicaは何かに言い替えてひたすら"生"と"死"について歌ってきていると思ってて、生きるとか死ぬとかって言葉にすればたったこれだけで、死んでいない状態が生きているってことで、生きていないってことが死んでいるってことだし。言いかえる必要なんてないのに、ひたすら歌にして伝えようとしているから、なんか僕の頭の中でtacicaはそういうバンドだって思っている。

 

小休止。MC。

「小西がしゃべったところおれらも見たことないよ?」

「(何度も猪狩さんに話しかけてた観客に向かって)…面白いですね(笑)」

「ツアー何本も回って今日がツアーファイナルなんだけど…MCには期待しないでください」

相変わらずMC下手笑。下手というか話したくないのかなって歌い続けていたいのかなって思った。

いつものグッズ紹介もあったし、満足。なんというかtacicaのライブでこのグッズ紹介がないと絶対に終われないかもしれない。時々猪狩さんが真顔だったのが印象的でしたね。

 

アンコール。

三人はそれぞれ"H","18","b"がプリントされたTシャツを着て登場。

「アンコールどうもありがとう」

そこで猪狩さんがTシャツを忘れて、その次でとしくんがTシャツを忘れた話をして会場の笑いを誘う。あとでわかったことだけど、この一個前の会場のライブでもまったく同じ話をしていたらしい。さすがすぎる笑

 

"barefoot","bearfoot"

これをまとめて聴けるとは思わなかった。元々分けて作ったのか、1曲だったのかわからないけどこんな風に連続して聴くとメリハリがあって良いなって思った。

 

"HALO"

これが最大の疑問。色んな話をして、新しいシングルの話をしなかったんだよね今回。この宇宙兄弟のOPの話をまったくせずに「いつもの曲です!」って感じでこの曲始めてた。忘れてたのだろうか。

 

そして

"人鳥哀歌"

激しかったなぁ。僕もかなり前に飛び込んでいったと思う。楽しかった。

あのフレーズが流れた瞬間に歓声だもんな。ペンギンがいつの間にかtacicaのリード曲になってるね。

 

アンコールが終わって会場がざわつく。

まだあの曲を聴いてない。会場全体がそれを待ってる。

アンコールも終わって

「どうもありがとう」って言って帰っていくtacicaの3人を見たのに。

会場も明るくなっていてどう考えてもこれで終わり。

 

が、

 

歓声。

拍手。

 

「もう一曲やっていいかな」

その一言を猪狩さんが放つ。拍手。

 

ダブルアンコール。

"HERO"

もう会場はぐちゃぐちゃもみくちゃ。楽しかった。まじで楽しかった。

としくんの「ワンツー!」の掛け声。

最後にHERO。

ダブルアンコールでHERO。

最高すぎる夜だよ。

 

ワンマンなのでいつもの布ステッカー。

f:id:aki-animo:20131124224618j:plain

 

 

終演後ポスターを発見。

f:id:aki-animo:20131124200951j:plain

 

 

グッズはパーカーとタオルを買いました。パーカーの温かさがすごくて会場内では熱かった。待ってるときはとても助かりました。

f:id:aki-animo:20131208140819j:plain

 

 

 

 

tacicaのライブはワンマンほぼ全部行って、なんか自然に行こうって思える。

 

「本物の博物館で三大博物館をやるまでおれらについてきてください」

 

この言葉いつか実現してほしいと思っている。

 

次は1月の三大博物館。行きます。東京です。

年末に向けて優しさについて書いてみる

こんばんは。

 

数年前まだmixiをやっていたとき、

12月の終わりになると1年を振り返って、

1月から何があったかを日記で書く人たちで溢れかえってて、

僕は心底嫌気がさして、

違った形で1年を振り返れないかと、

関わった人たちへ1年の感謝を込めた日記を書いていた。

その人たちの優しさに触れて、

救われた1年であったはずです、と。

救われない1年は一度としてなかったと思う。

だれかが僕のことを救ってくれていたと思う。

 

優しいってどういうことなんだろう。

1年に何度も高校生のときから「優しさとは何か」を考え続けてきた。

いまだに答えが出ない。

とあるバンドが曲の中でそんな唄を歌っていました。

 

僕は優しいやつが嫌いです。

優しいだけのやつが嫌いです。

困ってる人がいるから手を差し伸べたって、

あたかも見返りも求めず、

体が勝手に動いたんだと言っているような。

 

そうじゃないでしょう。

すべてにおいて優しさを使えるはずがないでしょう。

 

選んでるでしょう。

見返りを計算しているでしょう。

返してほしいんでしょう。

こっちは優しさあげたから、

そっちも優しさちょうだいよって。

 

優しいかどうかって渡した人は絶対に気づけないこと。

優しさって受け取った人が感じること。

自分が優しいなんてどんなことがあっても口が裂けても言えない。言ってはならないことだと思う。

 

人から行為を受け取って、その人が優しいって感じればそれは優しさになって、

そう思わなければ、優しさではないんだよ。

 

お前がどれだけ思いを込めようが、

それが凶器になって、

狂気としてそいつにのしかかるんだよ。

 

優しさってときに人を傷つけるのに、

簡単に優しいなんて言おうとするから、

僕は優しさなんて信じないようにしている。

何か付属物があって初めて信用できる。

無償の優しさ?無償の愛?

そんなもの、ゴミと一緒だよ。

押し付けだよ。エゴだよ。

会話と一緒で、

受け取って初めて成立するんだから。

渡しただけで何言ってんだよ。

 

僕は優しいと人に言われるたびに、

心の奥がギュッと何かにつかまれたような気持になる。

偽善だから。

見返りしか求めてないから。

返ってくるための、前振りなのに、

感謝なんかされちゃうから。

 

きっと、僕が思うのは、きっと、受け取る人たちがとても優しいからだと思う。

僕のことを優しいと思えるのは、それだけその人が優しいからだ。

 

優しいって言葉なんてみんな深い意味もなく使ってるんだけど、

考えちゃうとそれすらも迷路のように出口見えない。

 

優しいって言われるたびに、

心の奥がつかまれると同時に、

相手のことを優しいなって思う。

 

僕は、

これからもずっと、

何かを期待して、

優しいと思われるだろう行為を続けると思う。

僕では判断できないけど、

どう思われるかわからないけど、

そのままで、

たくさんの期待を込めて。

 

あと、最後にちょっと思ったのは、

優しい人って我慢している人なんじゃないかな、と。

綺麗であることなんてないから。

その優しさはプラスであり、マイナスになってるはずだと思ってしまうよ。

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

漫画も買ってる。小説も買ってる。

アニメも見てる。音楽も聴いてる。

趣味の話、もっとしよう。

守秘義務について(色恋沙汰のあれこれ)

こんばんは。

 

僕は公務員である。

いまだ、ブログの中で公務員らしいことは言っていない。

仕事について書くこともほとんどない。

それはなぜか。

公務員の守秘義務。

守らねばならないことだからだ。

業務に関わる一切を口外してはいけない。

個人情報にも関わる。

しかし、相手側から請求されれば、公務員はクリアーな状態でいなければならない。

開示請求である。

明白であり、潔癖であり、信用され、嫌われる。

そんな仕事が公務員であると言えよう。

本当に公務員を目指して良いのか、ちゃんと考えるべきです。

 

 

こんなことを話したいのではない。

守秘義務に関するお話。

 

最近立て続けに、

僕のせいにして、人の秘密を話す人が増えている。

「○○(僕の名前)に聞いたんだけどさ~」

当然、僕は言っていない。

言っちゃいけないことと、言って良いことは、当事者が話している様子でわかる。もしくはちゃんと確認を取る。

そういった信頼関係のもとで行動しているのに、どうしようもないクズのせいで僕の信用が落とされる。たまったもんじゃない。

 

大勢のいる飲み会で隣に行き、

「最近どうなの?」で探りを入れて、耳を近づけて、「ここだけで教えてよ」と言うと9割の人間は話してくれる。自分の思っていること、起こったことを。

人間は話したがりな生き物なのです。

 

自分で話しておいて、秘密がばれると怒る。説明責任を果たせと言う。

 

 

最近の僕の悩みは、人の秘密を知りすぎて、どこのだれがそれを知っているのか把握できていないことです。

 

根本的な話をすれば、

"話さなければ良い"

ということだ。

自分の秘密をべらべら話して、それは自分だけの問題なら良い。

でも、こういう話のほとんどは色恋沙汰の話だ。

つまりが相手がいる。

自分の秘密を話すってことは、関わった相手に対しても迷惑をかけるってことに繋がる。

時々、言わなければいけない空気で言ってしまったという言い訳をする人がいる。

それは違う。

言いたくないことは言わなくて良い。それを強要する人とは即座に関係を断つべきだ。

 

僕は心がけている。

気持ち良くその人が自分の話をできるように。

いくらでも聞くし、いくらでも質問する。

そしてそれを無下にだれかに話すことはない。

話す相手を間違えなければ、だれかに知られることもない。

僕はいまだに言っていない友達の秘密を抱えている。

それは重荷だなんて思ってないし、それが当たり前だって思っている。

 

 

僕は極力自分の話をしないようにしている。

だれも自分の話には興味がないっていう被害妄想ももちろんあるけど、それ以上にみんな自分の話をしたいんだって思う。

僕の話で時間を取ってしまうよりも話したいことを話したいように話してもらうのが一番良いと思う。

ありがたいことに、何かあれば僕に報告してきてくれる人もいるし、時々会ったときにまとめて話してくれる人もいる。一時はわざわざ連絡をくれて話に来る人もいた。

それが良いことか悪いことかなんてわからないけど、それって一応多少の信頼が存在しているからなんじゃないかなと思うんだ。僕はそういうのを大事にしたい。

 

時々、自分の話をしたいって思うときがある。でも、聞いてくれる人はいなかったりする。自分の話をしていても、相手が自分の話をしたそうにしているから譲っちゃうんだよね。

 

少なからず、僕が話を聞くことで救われる人がいるのなら、

それはとてもうれしいことで、

生きている意味って言っても良いぐらいです。

人の話を聞くというのは、そこに責任が発生するもんで、

それを背負えないやつに人の話を聞く資格はないんだと思う。

僕は、僕なりに25年生きてきて、そういうことを感じた。

話してくれる意味を考えて、

自分とあなたの関係を考えて。

 

僕もいつか、そうやって気兼ねなく話せる相手を見つけたいし、

僕はだれかのそういう相手になりたいと思う。

 

 

少しお酒を飲みながら書いたのでばらばらかもしれない。

最近、秘密がばれて、僕を責める連絡が数件あったので、

こういうことを書きました。

信頼って築くのが大変なのに、壊れるのは一瞬。

難しすぎて、踏み込もうとも思えないよ。

 

風邪を引かないように、元気じゃなくても毎日を過ごしましょう。

何でも屋だからって自分の思い通りに何でもって、そんな発想が素敵です。

 こんばんは。

今日は音楽以外の趣味を。

最近読んだ漫画について。

 

ジゼル・アラン 4 (ビームコミックス)
 

 

物語の舞台はおそらく20世紀のヨーロッパ。大資産家出身であるジゼルはとある理由からアパートの大家をやっている。そんなジゼルはある日突然「何でも屋」を開業することを思いつく。お嬢様育ちで常識に疎い何でも屋ジゼルが、幅広い教養と好奇心を武器に、アパートの住人エリックを巻き込んで様々な依頼をこなしていく物語である。

 

と、簡単にあらすじを書いてみた。

こうやって読むと僕の説明が下手なんだろう、面白くなさそうな内容。

それでも僕はこの漫画に引きこまれてしまったのである。

ジゼルの諦めない性格、自分でやらないと納得しないで、後先考えない行動力。こういったものが人々を救い、人々を笑顔にする。

そんな、言葉で書けばありきたりの話なのにどうして僕は好きなんだろう。

 

基本的に一話完結で、ジゼルの元に依頼が来てからがスタート。最初のうちは首を突っ込んで「何でも屋」ごっこのように動く若干13歳のジゼルが、責任を持って、覚悟を持っていく過程も面白い。

一度決めたことは最後まで貫く良い頑固さは見ていてすがすがしい。

常識は身に着いていないが、教養は素晴らしく語学も堪能。

 

 

前巻からおよそ1年4か月ぶりに発売された4巻を書店で見つけた瞬間に手に取っていた。

(以下は1~3巻を読んでいないとわからない内容です。つまり存分にネタバレです)

エリックがアパートを出て小説家になったと信じているジゼルは今日も何でも屋としてがんばっています。しかし、エリックは自分の小説は書かせてもらえずに昔有名だった作家のゴーストライターをやらされていた。

そんなある日、ジゼルは仕事仲間(?)のギーと共にサーカスの手伝いという仕事を受けた。ジゼルは子守、ギーはテント張りなどの雑用。

そのサーカスは近いうちに解散することが決まっており、それは団長パウラしか知りらない。パウラには3人の子供がいる。その内の1人カミラはパウラに内緒で玉乗りの練習をしている。それは母と同じようにサーカス団の一員として舞台に上がりたいからという理由がある。でも、パウラはそれを良しとしません。サーカスを解散させる理由も、子供たちに故郷を与えたいためだから。

ジゼルは親子の意見の違いに悩みましたが、カミラを応援することにしました。毎日玉乗りの練習に付き合いアドバイスをし、少しずつカミラはうまくなっていきました。そんなある日の夜、カミラの本気さを知ったパウラはジゼルを子守から下ろしました。「芸は芸人だけのものだ。こっから先は自分一人でやらなきゃいけない」と。

ジゼルに懐いていたカミラはジゼルを裏切り者と言い、そしてこの街でのサーカスは最終日になりました。芸はやらせないけど最後に子供たちもステージに立たせる。そのはずだったのに、パウラがサーカスを解散することを本番直前に団員たちに伝えてしまいました。時間になっても始まらないためお客さんは怒っています。帰る人もいる中、カミラが玉乗り用の玉を持って舞台に出てしまった。ジゼルはどうするのでしょうか。

 

4巻ではまたジゼルが成長する。それと同時にエリックの苦悩が嫌というほど描かれる。それはそれは苦しい。

 

僕は、人の物語が好きなんだと思う。

人が考えて行動して、その先に何もなかったとしてもその人にとっては意味があると思うから。すべての人は同じことを考えているわけではないし、物語も1つじゃない。そのばらばらの物語に介入するジゼルを僕自身に重ねて読んでいるんだと思う。

面白いなぁ。

秋晴れの午前中に、テラス席でアイスコーヒーを飲みながら読みたいそんな作品でもある。良く分からない笑

 

 

僕も昔は何でも屋さんをやりたかったんです。

その気持ちが僕の今の行動理由になっていて、人の話を聞いて一緒に考えて解決してやりたいというか、その人が行動できるようになってほしいって思う。

話を聞いてそこから間違えちゃったりするけど、それでも僕が絶望されないで、失望されないでやっていけているのは、そう思わないでくれるみなさんがいるからだと心から思っています。

そうか、だから公務員なのかな、と思ったりする休日。

重みの話

こんばんは。

 

社会人になって半年が経ちました。

ようやく正式採用になって、これからさらにがんばっていきたいです。

目標はあります。仕事でも、それ以外でも。

 

同期たちと話したり、友達と話したりしてると良くこんな話が出る。

「○○(僕の名前)ってメンヘラが好きなんでしょ?」

 

ここで問題になってくるのは、メンヘラという存在だ。

話に良く聞く、メンヘラがどういうものなのか、それは各自で調べていただきたいことだが、1つだけ言えることは

「メンヘラが好きというわけではない」ということです。

僕は重みが欲しい。

 

好きだとか嫌いだとか、そういうのってやっぱり重量のないもので、形のないもので、目に見えないし、わかりにくいし。

僕の中で嫉妬とか怒りとかそういうものを主張して押し付けてくるというのは愛情であると考えている。

それは文字通り重みとして僕にのしかかってくるからである。

 

僕がかつてお付き合いした女性は、僕が彼女といるときより楽しそうにしていたら期限が悪くなる。

「私といるときよりも楽しそう」

僕はそうではないという。

「楽しいのベクトルが違う」と。

それでも理解はされなくて毎回困っていたものだ。

でも、それが嫌だとは感じなかった。

僕を見てくれていた証拠だし、自分が愛されたいという主張だ。僕のことを愛していたからこそ、愛されたいと思うものだと。

 

僕は言わなくてもわかることをいちいち口に出す人間で、

大切であることも楽しいということも、言葉にしてしまう。

態度で表す前に言葉で。

それが良いか悪いかわからないけど、

音にすることで絶対に伝わるはずである。

やっぱり「言わないでもわかってほしい」という気持ちがある人も多くて、

自分の中の考えと、相手の行動が違い、納得のいかないことがあったりする。

でも、

それは言葉にしないんだから当たり前なわけで、

わかりあえるってことは他人なんだからあり得ないこと。

それがすり寄って少しずつわかっていくんだから。

常に会話をして、思いは伝えて、

それを繰り返して、わかったような気になるんだと思う。

 

連絡がないと怒って、

構わないと怒って、

自分を優先しないと怒って、

わがままを無視すると怒って、

僕にしてみればそれぐらいが良い。

むしろそれが良い。

我慢をする必要なんてないと思う。

 

たぶんさばさばした人と付き合えない。

僕は寂しがりやでかまってちゃんで重みをほしがる人間で、

そんな僕は同じような重みを持った人でないと、

きっとすぐに限界を迎えると思う。

どっちもどっちにも体を預けて迷惑をかけながら一緒にいるのが僕のベスト。

 

生まれた時点で人はだれかに迷惑をかけていて、迷惑をかけないで生きることって不可能。

男女の間柄だけでなくて、それはどんな相手にも言えること。

1人で生きている人間はこの世にはいない。

 

どうしてこうなってしまったのか。

まざまざと見せつけらたからだと思う。

過去の自分に。

お前は1人じゃ絶対に生きられない、と。

で、納得してしまったんだと思う。

1人じゃ生きられないんだなって。

でも、それを問題だとは思ってない。

良いことだ。

 

 

でも、最近の僕はどうやらネジが一本抜けてしまっているみたいにおかしい行動ばかりだ。

自分からほとんど行動を起こさず流れに身を任せてふらふらと生きて、

多くの失敗を重ねた。

自分から動いてないことを言い訳にしてへらへらしている。

僕はいちいち口に出す人間だけど、

その言葉の多くを言い訳に使ってしまっているのが現状だ。

 

なんだか、自分に対する戒めみたいな文章になってしまった。

同じような感覚を持った人はきっといると思う。

自分がメンヘラかも…なんて思うのもくだらない話なので、

それはただ、自分に自信がなくて、愛されたくて、重みがほしい、普通の人だと思うようにしてください。

僕もそうです。

 

見直さずに一気に書いたからぼろぼろだ。

書きたいことも増えてきたけど時間はない。作らねば。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない めんまへの手紙(存分にネタばれあります)

一言でいえば泣かせようとしている作品である。

しかし、それは何も悪いことじゃなくて、自然と流れてしまうものだった。

 

青春。

そのたった2文字がどれだけの意味を持つのか。

青春時代をとうにすぎてだらだらと何年間も過ごしてきた僕にとって、

この問いは人生そのものだ。

つい5年前までいつも一緒だった超平和バスターズは高校1年生になった今では関わりもほとんどなくなっていた。

いつも集まっていた秘密基地にはだれの姿もなく(ぽっぽは行っていた)このままきっとばらばらのまま、めんまの幻想を全員が追って、大人になっていくのだろう。

これが現実に存在する話しであれば、交わらない人生を5人は過ごしていたはずだ。

 

でも、めんまは現れた。

じんたんの前に。夏のケモノとして。

そして5人は絆を取り戻して、めんまは二度と現れなくなった。

 

この映画はアニメ12話の話を基にして1年後のじんたんたちが描かれる。

めんまへの思いを手紙にして、その手紙を燃やして、めんまに届けようって話。

アニメのときよりも子供のころの話(かくれんぼでじんたんがめんまの手を引くシーンやめんまがロシアのクォーターだからはぶられていた話)やめんまに対するキャラクターそれぞれの思いが細かく表現されていた。それが重なって最終回のあのシーンが出てきた時には、もう涙を流すことを我慢することはやめてしまった。

 

5人それぞれがめんまに対して申し訳ない気持ちを抱いていた。

めんまを殺したのは自分自身だ、とそう嘆く人もいた。

めんまがじんたんにしか見えないことを悔しく思う人もいただろう。

でも、めんまはまったくそんなこと思ってなくて昔から変わらずにみんなことを思っていた。

 

じんたんの言葉にこんな言葉があった。

 

「それでもめんまはちゃんと選んだんだよな」

 

めんまはじんたんにしか見えない。

めんまはじんたんとしか話ができない。

めんま超平和バスターズがずっと仲良しなことを望んでいた。

めんまはみんなとずっと一緒にいたかった。みんなとお話したかった。

消えたくなんてなかった。

でも、ちゃんと話をするためにここで消えて、生まれ変わらなきゃいけないって。

めんまは選んだ。

 

めんまが選んだのに、他の5人が、これからも生きていく5人が、選ぶことを恐れて、逃げているのはどうしたってできない。

映画を見ているすべての人も思ったはずだ。

 

アニメの最初

突然じんたんの目の前にめんまが現れる。

じんたんのトラウマが具現化したような描写で。

なんでじんたんの前に現れて、じんたんにしか見えないのか。

それを考えた時点で、僕らはあの花の世界に引き込まれていたのだと思う。

5年前から変わらないのはめんまだけだったアニメの前半。

5年前からだれも変わっていなかったことを知るアニメの後半。

変わったのはやっぱり「めんまがいなくなった」ということだけ。

みんなめんまが大好きだ。

 

めんまが最後の力を振り絞ってみんなに手紙を書く場面。

「かくれんぼだよ」って。

今まで見えていたのに、じんたんにも見えなくなって、めんまが言った言葉。

1人1人にたった一言だけど紙に書いて気持ちを伝えるめんま

めんまは見つかりたかった。見つけてほしかった。

そして見つかって。

めんまは二度といなくなった。

 

めんまは青春のようにその瞬間だけにいた。

一緒に成長することも、これから苦楽を共にすることもできない。

いなくなってしまうことが前提にあった。

じんたんもそれはわかっていた。

わかっていたからこそ、

「このままで良いんじゃねえか」って言葉を言わないようにして、つい言ってしまったんだ。

ばかやろう、じんたん。

めんまだってそう思ってるし、僕らだってそう思ってるんだよ!

 

めんまがいなくなったあと、女装して精神を落ち着かせていたゆきあつ。じんたんの本音を聞き出そうとしてあんなことになってめんまが死んだと自分を責めていた。

ゆきあつと一緒にあの騒動を始めたあなる。高校で見た目を変えてもやっぱりあなるはあなるで、じんたんが大好きでめんまには叶わないって思ってる。

ゆきあつが好きなつるこは、落ち着いて状況を見ていながら何もできなかった。卑屈になってめんまを羨ましく思っていた。

小さかったぽっぽはじんたんのことを本気でかっこいいと思っていて、そのじんたんの一言でめんまが死んでしまう事件があって、怖くて動けなかったことを悔やんでいる。

めんまが大好きで、お嫁さんにしたいの意味で大好きなじんたんは、高校に行かなくなり、何もしなくなって、いつまでもあの夏の日を引きずっている。

 

そんな5人は何も変わっていなくて、それでもめんまのいない5年間を過ごして、少しずつ大人になっていった。

映画の中ではじんたんは髪を切って、高校に行ったり行かなかったりである。

本質的には少し変わっただけ、

めんまがみんなをまた繋ぎ合わせたからと言ってそう簡単に変われない。

でも、変わろうとしている過程が見えた。

それがうまく出ていてとても良かった。

 

 

曖昧なことも単純なこともみんな色付いていく。

それはめんまがいたからなんだと思う。

そしてみんながいたからなんだと思う。

 

 

最後の30分、いやそれ以上泣き続けていたと思います。

泣く準備をして行ったけど見事に泣きました。

でも、時々ゆきあつが笑わせてくれたから。

あの図書館のシーンはだれもが

「イケメンだが、むかつく…!」と思ったに違いない。

 

個人的には、あなるがマックで手紙を書いているときに珈琲をこぼして、隣のおばちゃんが「思いつめちゃだめ」って優しく言うシーンが良かった。

あなるらしさが出ていたってとこもそうだけど、

大人が子供に諭すっていうシーンがあの100分に一度だけ入っているってところが好きだなぁって思った。

 

もういいかい

まだだよ

もういいかい

もういいよ

夏のケモノは僕らの心の中にもいるかもしれない。

それが消えた時、

進んでいたのに気付かなかった毎日に、

ようやく気づけると思う。

趣味の羅列。

こんにちは、あきです。

同じ趣味の人と仲良くなりたい。

 

初めに:喋ることと歌うことが好きなのでやかましいです。

 

 

○music(アルファベット、50音、数字の順)

amazarashi

ASIAN KUNG-FU GENERATION

avengers in sci-fi

Base Ball Bear

THE BAWDIES

BEAT CRUSADERS

BUMP OF CHICKEN

[Champagne]

DOPING PANDA

ELLEGARDEN

FoZZtone

Galileo Galilei

the HIATUS

lego big morl

LOVE PSYCHEDELICO

MAN WITH A MISSION

NICO Touches the walls

Oasis

ONE OK ROCK

RADWIMPS

SEKAI NO OWARI

SUPER BEAVER

Syrup16g

tacica

the telephones

Weezer

WHITE ASH

くるり

スキマスイッチ

相対性理論

椿屋四重奏

チャットモンチー

フジファブリック(昔の)

ポルノグラフィティ(シスター前)

放課後ティータイムけいおん…)

9mm Paraballum Bullet

 

・これからたくさん聴きたい

aquarifa

the band apart(今さら)

Cuckoo

LOST IN TIME(これも今さら)

People In The Box

99RadioService

 

○live(2013)

4/26 Cukoo 下北沢モザイク

5/25 メトロック 若洲公園

6/1 amazarashi 渋谷公会堂

7/20 Mr.Elephants モナレコーズ

7/24 tacica タワレコ渋谷

8/9 BUMP OF CHIKEN QVCマリンフィールド

8/11 サマーソニック 幕張メッセ等

8/28 LOST IN TIME tacica 渋谷O-WEST

9/7 FoZZtone 赤坂BLITZ

9/8 Mr.Elephants スターパインズカフェ

9/15 ASIAN KUNG-FU GENERATION 横浜スタジアム

11/24 tacica 横浜BayHall

 

○comic

ワンピース、ドラゴンボールわかります。

浅野いにお作品

おやすみプンプン

ソラニン

・うみべの女の子etc

3月のライオン

アゲイン

ジゼル・アラン

となりの関くん

図書館の主

1週間フレンズ

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い

デンキ街の本屋さん

あひるの空

坂本ですが?

喰う寝るふたり住むふたり

不器用な匠ちゃん(集め中)

サーバントサービス(アニメから)

 

○novel

森博嗣

・S&M

・V

・X

・G

スカイクロラ

・水柿君 etc

森見登美彦

・四畳半神話体系

・有頂天家族

・夜は短し歩けよ乙女etc

綾辻行人

・館

・アナザー

岡崎 琢磨/珈琲店タレーランの事件簿

三上延/ビブリア古書堂の事件手帖

桜庭一樹/私の男

 

○animation

けいおん!!

魔法少女まどか☆マギカ

輪るピングドラム

ひだまりスケッチ

Aちゃんねる

キルミーベイベー

あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない

シュタインズゲート

バクマン

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

さくら荘のペットな彼女

ちはやふる

コードギアス

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

(ちなみに全部は書いてませんが京アニ好きです)

 

・今期(2013年夏アニメ)見ているアニメ

物語シリーズ

有頂天家族

きんいろモザイク

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い

ダンガンロンパ

ローゼンメイデン

帰宅部活動記録

恋愛ラボ

サーバント×サービス

(個人的には年ごとに何を見ていたか振り返りたいぐらいです。)

 

○other

フットサル

サッカー(見るのもやるのも)

珈琲

カフェ巡り