『公務員は他趣味』

新社会人が全力でいろんなことを書く。

年末に向けて優しさについて書いてみる

こんばんは。

 

数年前まだmixiをやっていたとき、

12月の終わりになると1年を振り返って、

1月から何があったかを日記で書く人たちで溢れかえってて、

僕は心底嫌気がさして、

違った形で1年を振り返れないかと、

関わった人たちへ1年の感謝を込めた日記を書いていた。

その人たちの優しさに触れて、

救われた1年であったはずです、と。

救われない1年は一度としてなかったと思う。

だれかが僕のことを救ってくれていたと思う。

 

優しいってどういうことなんだろう。

1年に何度も高校生のときから「優しさとは何か」を考え続けてきた。

いまだに答えが出ない。

とあるバンドが曲の中でそんな唄を歌っていました。

 

僕は優しいやつが嫌いです。

優しいだけのやつが嫌いです。

困ってる人がいるから手を差し伸べたって、

あたかも見返りも求めず、

体が勝手に動いたんだと言っているような。

 

そうじゃないでしょう。

すべてにおいて優しさを使えるはずがないでしょう。

 

選んでるでしょう。

見返りを計算しているでしょう。

返してほしいんでしょう。

こっちは優しさあげたから、

そっちも優しさちょうだいよって。

 

優しいかどうかって渡した人は絶対に気づけないこと。

優しさって受け取った人が感じること。

自分が優しいなんてどんなことがあっても口が裂けても言えない。言ってはならないことだと思う。

 

人から行為を受け取って、その人が優しいって感じればそれは優しさになって、

そう思わなければ、優しさではないんだよ。

 

お前がどれだけ思いを込めようが、

それが凶器になって、

狂気としてそいつにのしかかるんだよ。

 

優しさってときに人を傷つけるのに、

簡単に優しいなんて言おうとするから、

僕は優しさなんて信じないようにしている。

何か付属物があって初めて信用できる。

無償の優しさ?無償の愛?

そんなもの、ゴミと一緒だよ。

押し付けだよ。エゴだよ。

会話と一緒で、

受け取って初めて成立するんだから。

渡しただけで何言ってんだよ。

 

僕は優しいと人に言われるたびに、

心の奥がギュッと何かにつかまれたような気持になる。

偽善だから。

見返りしか求めてないから。

返ってくるための、前振りなのに、

感謝なんかされちゃうから。

 

きっと、僕が思うのは、きっと、受け取る人たちがとても優しいからだと思う。

僕のことを優しいと思えるのは、それだけその人が優しいからだ。

 

優しいって言葉なんてみんな深い意味もなく使ってるんだけど、

考えちゃうとそれすらも迷路のように出口見えない。

 

優しいって言われるたびに、

心の奥がつかまれると同時に、

相手のことを優しいなって思う。

 

僕は、

これからもずっと、

何かを期待して、

優しいと思われるだろう行為を続けると思う。

僕では判断できないけど、

どう思われるかわからないけど、

そのままで、

たくさんの期待を込めて。

 

あと、最後にちょっと思ったのは、

優しい人って我慢している人なんじゃないかな、と。

綺麗であることなんてないから。

その優しさはプラスであり、マイナスになってるはずだと思ってしまうよ。

 

 

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漫画も買ってる。小説も買ってる。

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趣味の話、もっとしよう。